小型犬のなわとび大会の手助けをしている。わたしの担当はヨークシャーテリアの「オーリー」という名前の犬で、電話コードのような螺旋状になったゴム紐を、オーリーの足元でゆらす。オーリーはおなかの皮膚が肌荒れしているので、抱っこしたら駄目だと規則があったのに、椅子の上に乗りたがるオーリーをつい抱き上げてしまい、運営スタッフにきびしく注意される。

〜intermission〜

友人Sが、親戚の結婚式に向かっている。最寄りよりもすこし離れた駅から電車に乗れば、乗換なしで目的地に到着できるというので、その道程をわたしも付き合って歩く。しかし結局、途中にあったバス停からバスに乗ることにする、と言う。結婚式のスケジュールを聞くと、会場はかなりの遠方で間に合いそうにない。友人曰く、その親戚とはとても絆があるので多少の遅刻は免除されているそうだ。

友人は二重にかさね履きしていた靴下を一対脱いで、わたしにくれた。vivienne westwoodの派手な靴下で、どうしてかビショビショに濡れていた。

〜intermission〜

新婚の友人夫婦と、車に乗っている。いばらが生い茂ったトンネルを走っていると、いつのまにか正面から、草木がすごい勢いで迫りくる。友人夫婦の夫が、なかなかの勢いでS字カーブの道をバックさせる。わたしは後部座席で、犬を抱いていたかもしれない。