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待ちあわせの時間よりすこし早くに高円寺につく。洋服店にはいるところで、二人組の女性に「先輩!」と声をかけられる。ひとちがいかと始めは無視したけれど、むかし大学の講義でグループを組んだ女性だった。

ふたりは顔は似ていないけれど、殆どおなじ洋服をきていた。フチが黒いレースの、白い袖なしワンピース。

ほどなくして彼女たちの母親がふたり店にやってくる。それぞれの親子はとても似ているけど、人造人間のような見た目をしている。「未来世紀ブラジル」主人公の母親に似ている。

高円寺にきたものの、待ちあわせは恵比寿だったことに気づく。駅までは日本橋の町並みに似ている。途中から知らない女性が並行してついてきて、「わたし…」「よく」「テレビとかでてるんですけど、見たことありますか?」と途切れ途切れにはなしかけてくる。

「ごめんなさい、しらないです…」と答えて、改札にはいった。

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