職場で成績表をうけとる。わたしの仕事ぶり / 生活態度のよしあしが、三つ折りの画用紙にかいてある。上司は「この成績表は 部署のなかであなたを嫌いなひと、好きなひとをはんはんにあつめて書いてもらった、その平均値です」という。そういわれてみると筆跡やコメントの口調から、だれがわたしを嫌いで、だれがわたしを好きかがすぐに割り出せてしまう。

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TVゲームをしている。こどもたちが暮らしている幼稚園のような箱庭で、舞台には触れることもできる。こどものひとりを衛星にのせて空を漂わせると、箱庭の背面にはいりこみ、そのまま裏側のブラジルステージに行くことができた。ブラジルは小さな教会と庭が舞台で、無人だった。だれもいない間にいやがらせに庭に雪をつもらせる。帰ってきたこどもたちには、雪はわるもののせいだとおもい込ませ雪かきをてつだう。ぎっしり雪のつもったパンジー畑の表面を、いつも使うおおきめの櫛で梳かす。シャーベットのように、花色が染みでた雪があつまる。

教会のそばには人がふたり入れるか、くらいの小さな小屋がある。その小屋をわるもの(神父)が撤去した。しばらくすると美女(わるものの妻)がでてきて、小屋がないことに気づきわるものに詰めよる。美女はオペラのように大声で話す。「あの小屋はわたくしが通っていた女学校から、嫁入り道具として譲りうけてきたのに。たしかにこの教会の雰囲気とはあわなかったけれど、先代のあなたのお父様はわたしのために、計らいで懺悔室として小屋をおかせてくれたのに。どうしたっていうのよ!」いつもは弱い立場のわるものは、叫ぶ美しい妻の顔をつかみあげ、反撃する。

わたしは親戚の会食に遅刻しそうになっている。摩天楼の下でおとうとに連絡すると、そこで待つようにと言われる。迎えにきたおとうとは足にターボジェットがついていて、わたしを腕につかまらせると鉄腕アトムのように、摩天楼のふきぬけを一気に38階まで飛びあがる。まさかおとうとが飛ぶとおもわなかったため、しっかりつかまっておらず、いつ落ちるかと気が気ではなかった。