お洒落な洗面台で、わたしは顔を洗う。となりに、これから入浴するギャルが丸裸で立っている。洗顔を終えるころ、藻沼のような色の鼻水がたくさんでてることに気付く。ギャルが貸してくれたタオルが、汚れてしまった。彼女に知られないように、まだセッケンが残るてのひらでタオルを擦る。なかなか汚れが取れないまま、泡が消えてしまう。それまでアサッテの方角を向いてたギャルが、「そういった汚れは、洗濯板でないと落ちないよ」とやさしい声をだす。