なかよし4人で、喫茶店に入る。観葉植物とピアノに囲われた、ちいさなステージで高校生が「Bump of Chicken」のコピーを披露している。わたしは「わ~ひどい演奏ね」と嘲笑し、バカにしたように物真似をはじめた。気付いた高校生たちが演奏を中断し、店内にはわたしの歌ごえがひびく。「やっぱババアじゃねえか。ふざけんなよ!」と高校生は叫び、いい香りがする石鹸をたくさん投げ付けてきた。

なお笑いながら、ベランダ配管を伝い逃げる。しばらく走り、ふりむくと友人のひとりが泣いている。「ごめんね、驚かせたよね」と駈寄ると、もうひとりの友人にも「あなたは勝手すぎるよ......」と侮蔑の視線を向けられる。