大型バスにて旅行道中、崖の展望所で休憩。崖と言ってもすぐ足下に水面が広がり、ふかいふかい湖底が透通った水越しに見える。友人が『泳ぎたい』と提案するけど、気味悪い魚(?)が見えてぞくぞく、肌が粟立つ。躊躇してしまう。

旅館にあがる際、手摺りにかけた手に いつのまにかすみれとぺんぺん草を握っていることに気が付く。『押花にすればいいのに』と言われたが、そのまま鞄の外ポケットにねじ込む。風呂場へ向かう。風呂桶とトイレが、レースカーテンで仕切られていて、奥の湯船にだれかが浸かっている。高校卒業以来、ひさしぶりの同級生だった。裸を見てしまい、気まずい気持ちになる。